雑記

今日はプレス機の説明を受けた。


プレス機とは簡単に説明すれば、ステンレスの灰皿を思い浮かべると分かり易い。
あれも、プレス機によって作られている。
現在の薄い金属板加工のほとんどはプレス加工である。
物にもよるが、一日で数千枚の加工ができる優れものである。
もっともその分、元となる金型の精度が非常に重要になるのは言うまでも無い。


話し変るが暑い日が続いているので、少し冷えるお話をここでしよう。


実はこのプレス機、曰く付きである。


遡る事数年前、工場の海外移転の流れに乗って、プレス機も海外へ移転した。
もちろん、安い労働力でプレス機を稼動する事で物を安くするのが狙いだ。
プレス機は当然危険も多く、担当者が海外へ行って、一通りの使い方の講習もした。
現地の人々が問題無く使い始めたので、担当者も安心して帰国したのだが・・・。





1週間後、問題が発生してしまったのだ・・・。



















作る物作る物が不良の山(゜Д゜)




担当者が軽々とこなしていた、プレス加工の精度が全く出なかったのだ。
盲点だったのだが、担当者のプレス機加工は既に職人芸の域に達しており、見たまま、習ったままに操作しても全然駄目だったのである。


結局、機械は送り返され、日本で加工される事になってしまったと言う寒いお話( ´_ゝ`)