雑記

茹だる様な暑苦しい夜遅くに、私は寝所を出て茶の間に向かった。
家族は皆寝静まり、茶の間の明かりも既に消えていた。
物音を立てないようにそっと戸を開け、茶の間へと入った。


瞬間


猫と目が合った。
猫と私の睨み合い。
決着はすぐ付いた。
猫が俊敏な速さで戸の奥へと消えたのだ。


私はそっと戸の傍へと近づいたが、もう猫の姿は闇夜の中へと溶け込んでしまっていた。


私はふぅと溜息を付くと、戸を閉め、鍵を掛けた。
そして、台所へと向かった。


水を飲む為ではない・・・。
諦めたようにテーブルの上を眺める。


そこには・・・


6切れあった肉が2切れになっていた・・・・。


私は迷ったが、もはや時計は深夜を指しているのを見て諦めたように紙とペンを取り出した。
























「猫食った肉」


そっと、テーブルの上に紙を置くと、私は寝所へと戻って行った。






そう、もはや決着は付いていたのだ
























猫の勝ちだってね!!


(。Д。)翌日騒ぎになったのは言うまでも無い。